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就業人口の拡大など、成長著しいサービス分野には、オフィスやワーキング業界からの参入が相次ぎ、市場が活性化している。サービス専業アパレルも自分たちの強みをさらに深めようと新企画を打ち出す。ユーザーのニーズが多様化するにつれ、マーケットを絞り込んだ企画が目立ち始めている。競合が激化するサービスユニフォーム市場。その今を探る。
増えるピンポイント企画/ワーキングの新ブランド目立つ
競争が激化するサービスユニフォーム市場といっても、これまでは専業アパレルはよりターゲットを絞った企画を、後発のオフィス、ワーキングアパレルは幅広い職種に向けた企画と、両者の戦略はある程度分かれていた。なぜなら、サービスユニフォーム市場は飲食業からホテル、アミューズメント、介護などそのターゲットの幅は広く、新規参入組がいきなり専門性の高い企画を手がけると、外れたときのリスクが大きいからだ。
ワーキングアパレルのサービス企画の特徴はまさしく幅広いゾーンをターゲットにしている。昨春コーコス信岡は「グラネスワーク」を発表。布帛・ニットシャツ、パンツなどを中心に、色やコーディネートを提案した。サンエスは男女ペア企画「ジャック&ベティー」を提案。豊富に取りそろえたシャツとチノパンの組み合わせが好評だ。
アイトスは、レナウンユニフォームと業務提携し、室内光応答型光触媒「V―CAT」を採用したサービスユニフォーム「エアー」を今春からカタログ販売する。また、自重堂も今春からサービスウエアを本格的に展開する。
一方、ワーキング以外のアパレルはターゲットを絞ったセグメント企画を打ち出す。ニッチな市場で高シェアを拡大しようとする戦略だ。ボンマックスは今春夏の展示会でサービスウエアブランド「フェイスミックス」から"和"に特化したユニフォーム「Un・Sui(雲水)」を発表した。
「Un・Sui」は京都の日本の伝統柄を現代風にアレンジしたデザインが特徴。二部式きもや和装の襦袢(じゅばん)を採用したブラウス、鯉口シャツ、和柄アロハシャツなどを提案する。さらに、京都のアパレル「SOU・SOU」とのコラボ企画で伊勢木綿を使った作務衣なども披露した。
神馬本店も和をコンセプトにしたサービスウエア「今昔草子(こんじゃくそうし)」を発売した。服飾研究家の市田ひろみさんに商品監修を依頼し、6つの和風柄で作務衣、羽織、パンツ、和帽子などの商品構成で展開し、初年度1億〜2億円の販売を目標にしている。
また、シーユーピーは運送業専用のユニフォームカタログをこのほど発行。全国12社の代理店に今後説明会を開き、別注対応で来年から取り組む。このカタログは運送業専用の別注の個別対応向けで、50〜299人規模の全国の運送業者約3500社を対象に提案する。
さらに、介護ウエア「プロフィーリング」からは一格上を狙いにした高級ゾーンの専用カタログ「アイナ」を発行した。植田隆志社長によると、介護施設にも高級ホテル並みの有料老人ホームがあるという。販売チャネルは介護ユニフォーム市場でオリジナル対応のできる20社程度で試験的にスタートする。
ある程度ターゲットを明確に打ち出せば、販売代理店も営業しやすいというメリットもある。エンドユーザーの個別化、差別化志向の高まりとともに、この傾向は今後も続くかもしれない。
6月に中国でユニフォーム展/秋には大阪で「フードテック」
今年は国内外でユニフォームに関するイベントが予定されている。
6月6〜8日には昨年に引き続き、「2006(第4回)中国職業装博覧会」(主催・経済日報報業集団)が上海で開催。同博覧会は昨年、日本からも11社が出展し、08年の北京五輪、10年の上海万博を控える中国市場へ「日本のユニフォーム」を披露した。
今回は制服(ホテル、航空、各種公務員、特殊公務員向け)、企業ワークウエア、ユニフォームカジュアル、ユニフォーム向けテキスタイル、副資材、服飾品、縫製機械、ネットワーク・CADデザインなどの展示エリアを設置するほか、関連展示エリアも設け、前回展よりも拡大するという。
また、9月13〜16の4日間に大阪国際見本市委員会が、食品産業に関する機械・機器・資材・技術・情報を一堂に集めた「フードテック2006」をインテックス大阪で開く。
同展は1980年に開始して以来、2年ごとに開催し、今年で13回目。同時開催となる食品展「ジャパンフード2006」「外食産業フェア」と合わせ西日本最大級の食品機械・機器の展示会となる。
前回展からユニフォームコーナーが新設され、業界から10数社が出展、会期中に4万4102人が来場した。今回も同コーナーは設置される。事務局によると、食品製造加工業、外食産業、ホテル・福祉施設などを対象業種に5万人の来場を予想している。
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